Kindle Edition なぜ、あの質問は届かなかったのか

なぜ、あの質問は
届かなかったのか

壺ではなく、土を見る対話論

堀口ひとみ
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About this book

問いは、なぜ届かないのか。
対話は、なぜ深まらないのか。

2005年にコーチングを学び始め、独立してから気づいたことがあった。自分にとって自然な問いが、相手には届かない。前向きなはずの質問が、相手を固まらせることがある。

その違和感が、すべての探求の入口だった。

傾聴へ。対話へ。フィードバックへ。そして「壺ではなく、土を見る」という見方へ。20年間の対話の現場から生まれた、実践的な対話論です。

「問いの前に、その人がいる。
問いの前に、その人の呼吸がある。
そこを見ずに問いだけを使っていた頃の私は、
まだ技法のほうを見ていたのだと思う。」

— 本文より
Contents

目次

第一章 まず、受け取るということ

「ようやく言葉にすることができました」——その一言が、私にとっての傾聴の入口だった。

第二章 なぜ、あの質問は届かなかったのか

自分にとって自然な問いが、相手には届かない。その違和感から、すべての探求が始まった。

第三章 人は、事実ではなく解釈に反応している

出来事ではなく、出来事に乗せた意味に、人は苦しんでいる。

第四章 傾聴を学んだら、現実の見え方が変わりはじめた

「結果主義では、自分の価値に気づくことができない」——その言葉に、涙が止まらなくなった。

第五章 傾聴のスキルを学んでも、なぜ使えないのか

100話書いても届かなかった。私が伝えたかったのは、ノウハウではなかったのだと気づいた。

第六章 AIと話して、自分の対話が見えた

ChatGPTとの対話は、AIを使うことではなく、自分の対話力を映し出される場だった。

第七章 あなたは、どんな質問をしていますか

質問には向きがある。温度がある。その人が今どこにいるかによって、届く問いは変わる。

第八章 なぜあの一言は、記憶に残り続けるのか

心に残るフィードバックは、答えを渡さない。見方を渡す。

第九章 壺ではなく、土を見る

問題そのものではなく、その問題を成り立たせている前提を見ること。それが、土を見るということ。

第十章 問題を解決しなくても、問題が消えることがある

見え方が変わると、問題の重さが変わる。解決しなくても、問題が問題でなくなることがある。

第十一章 私がこれから渡したいのは、技法ではなく見方である

人を見る見方。問題を見る見方。自分を見る見方。それが変わると、生き方が変わる。

終章 ここから先は、あなたの対話で

ここから先は、もう私の対話だけではない。

For

こんな方に

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Author

Hitomi Horiguchi

堀口ひとみ

対話ファシリテーター・ライフコーチ。独立20周年。Art of Being / Pearl Plus 主宰。

2005年よりコーチングを学び、傾聴・対話・フィードバック・構造で見ることを現場で言語化し続けてきた。ALL EARSシリーズ、1D1U LANDなど複数の継続プログラムを主宰。